
尾道・瀬戸内のおいしいものたのしいことをお届けするお取り寄せサイト尾道スーベニアです。新型コロナウイルスとの戦いが長期戦になってきた中で、外出が制限され気分も沈んでいるという方も多いのではないでしょうか?
そんな中、キッチンカーでおいしいカレーを元気に届けてくれる方に出会いました。キッチンカーの店長、辻野みかさんは子育てと仕事を両立するパワフルな女性です。持ち前の明るさと人情味あふれる性格で誰とでもすぐ打ちとける才能をもっています。私も何度かお会いしただけなのに、昔から知っているかのような不思議な魅力に引き込まれています。
東京で暮らしていた辻野さんは福山市にある祖母の化粧品店を受け継ぐため2011年秋、福山へ移り住む事となりました。
東京で色々な経験をされた辻野さん、福山に帰ってくるきっかけの1つとなったのは2011年の東日本大震災でした。当時は被災地に近い東京での生活も震災の影響によりかなりの変化があったようです。物資を求める声も東京まで届いており、子供のオムツを買って自宅へ帰る最中、物資支援の声の前を通りかかりました。自身の生活も決して楽ではありませんでしたがそのまま通りすぎることが出来ず、購入したばかりのオムツを支援された事もあるそう。
さらに子供を保育園に通わせるのにも難しく、子供を育てて行く上での環境問題等、東京での暮らしを今一度立ち止まって考え始めた辻野さん。幸せな生活とはなんなのか、家族との時間を楽しく大切に過ごして行く為にはと、考える日々が続き、大好きな祖母のいる福山へと帰ってきたそうです。そして、化粧品店だったお店を改装し、祖母のお客さんを引き継ぎ、お子さんを育てるために一生懸命働いたそうです。飲食店で働いていた経験を生かして、いつか自分のカフェを持ちたいと思うようになった辻野さんは、研究を重ねトマトチキンカレーを考案したそうです。
そして、福山の駅近くにある”はじめるを試せる”がコンセプトのシェアキッチン『リトルセトウチ』で週に1回カレー屋さんを開くこととなりました。シェアの相乗効果や、宣伝がうまくいき売り上げも安定。そんな中、自分のカフェを開くのが夢だった辻野さんがチャレンジしたのはキッチンカーでした。出店先を考えていたところ、福山市の社会実験としてエフピコアリーナふくやま一帯を「すべての人に開かれたスポーツによる賑わいの創造拠点」に、また「コロナ禍における新しい生活様式の飲食販売」にするためキッチンカー等の出店募集が行われており応募した結果見事合格。フレンチトーストや軽食、クレープ等と並び「Tsujino」のトマトチキンカレーも出店する運びとなりました。福山市役所をはじめ徐々に出店先も増え、念願だった尾道進出も果たしました!


トマトチキンカレー
Tsujinoのトマトチキンカレーは一食500円ととってもリーズナブル!誰が食べてもおいしいカレーを作りたいというという思いで丁寧に作られたカレーは大人気で時には行列もできるほど。こどもカレーや、酵素ジュースなどもあります。
日々生きていくためには立ち止まっている余裕はないと、前向きな姿勢を崩さない辻野さん。自分が今まで色々な方から応援してもらった分、今後はたくさんの子どもたちがカレーで元気になれるよう『みらいチケット』制度の導入を考えているそうです。SNSで発信予定とのことなので、気になる方はチェックしてみてくださいね!

Tsujino Cafe&Car Kitchen
tel 084-921-0971
mail m.o.tsujino@roba02
予約専用LINE ID:@096hayqh
Instagram @mika_t.m.o